みなさん「マスターズ甲子園」をご存知でしょうか。
2004年に第1回大会が開催されたマスターズ甲子園は全国の高校野球OB/OGが性別、世代を超えて出身校別にチームを結成し、憧れの舞台である「甲子園」を再び目指すという企画です。
2020年度現在、全国20都道府県が登録をしており、参加チームは約500チーム。
各県で予選を繰り広げ、優勝したチームは再び甲子園に出場できる大会です。
2019年には、元読売ジャイアンツ投手である桑田真澄(PL高校出身)もマスターズ甲子園に参加して再び甲子園のマウンドに上がった事も有名ですね。
現役を思わせる精密なコントロールと決め球のカーブ。計算された配球で打者を翻弄。
桑田真澄は高校時代にストレートとカーブのみで3年間を通した。
チームメイトのK氏から「球種を増やせばもっと簡単に打者を打ち取れるだろ」と言われても自信の投手としての選手生命を伸ばすために球種を増やさない事を貫いたそうです。
やはりプロ野球の一流選手となると考える次元が全く違うのだと改めて考えさせられました。
本大会では、甲子園大会でプラカード嬢を務める市立西宮高のOGを先頭に入場行進。
選手宣誓では、桑田真澄氏が「我々高校球児OB一同は、聖地甲子園のグラウンドに立つため世代を超え、力を合わせて戦ってきました。この大会では、心から野球を楽しむため、スポーツマンシップに乗っ取り、フェアプレーで戦うことを誓います。」と宣誓。
高校野球ファンにとっては、PL学園のユニフォームが再び甲子園で見られる。
桑田真澄の選手宣誓、時代を超えて桑田真澄の投球が再び見る事ができる。
夢のような時間を過ごす事ができたと思います。
できる事なら、再び「K・K」コンビとして見たかったものです・・・。

結果はPL学園(大阪)は利根商(群馬)に5-1と逆転勝ち。
桑田は4回から甲子園のマウンドに登場。母校PL学園のユニフォームを着てマウンドに立つのは1985年以来、35年ぶり。
1イニングを2安打無失点に抑えた。
また、スタンドにはおなじみのPL文字の一文字が完成。
選手のみならず、観客も一緒になり甲子園を沸かせた。
マスターズ甲子園のルール
マスターズ甲子園には様々な特殊なルールが決められています。
性別・世代を超えて楽しめる仕組みが考えられていますね。
出場資格
何らかの形(選手、コーチ、マネージャー)で一時期でも野球部に所属していた人。(但し、現役の大学野球(準硬式含む)・社会人野球選手・プロ野球関係者を除く)
チーム編成
ベンチ登録は、監督・部長・コーチ・マネージャーを含む29名以上で50名以下の登録。最小でも34歳以下14名と35歳以上15名で構成する。
試合方法
3回までは34歳以下、4回以降は35歳以上の選手で実施。
投手は27歳以上とし、登板回数は計2イニングまで。
DHは各チームの選択による。
マスターズ甲子園出場方法
(引用:マスターズ甲子園HP)
各都道府県の環境によって多少違うようですが、まずは所属する都道府県で8校以上集める必要があるようですね。
同じ気持ちを持っている元高校球児は多いはず。まずは頑張って同士を集めましょう。
甲子園キャッチボール
野球の基本であるキャッチボールを甲子園のグラウンドで行うことができます。
夢の舞台でキャッチボールをしてみませんか?

引用:マスターズ甲子園HP
参加資格は以下の通り
親子編 親子のいずれかが元球児のペアによるキャッチボール。
夫婦編 夫婦のいずれかが元球児のペアによるキャッチボール。
ボランティア編 いずれかがボランティア経験者のペアによるキャッチボール。
持ち時間は7分間。それぞれの思いをボールに込め胸に投げ込んでください。
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