前回は、素振りに使用するトレーニングバットを中心に紹介して参りましたが今回は室内用のボールなどについて紹介したいと思います。
私が子供の頃、室内練習をするとなるとテニスボールを使ってバント練習または、靴下や新聞紙をガムテープで丸めた紙ボールで練習をしていました。
近年では多数のトレーニング用ボールが販売されているので順番に紹介していきますね。

その前にひとつお話しておきます。
バッティング練習に関係する話になりますが、今回お話したいのは試合前の打撃練習についてです。
野球経験者の方ならご存じですが、第一試合のチームはシートノック開始までの間、外野エリアを使い練習をする事ができます。
練習の内容というものは、ランニング・ストレッチ・キャッチボール・ノックなどが可能です。
打撃練習についてはトスバッティング・バント練習のみ可能となっています。
中には爽快にブンブン振り回し豪快にバッティング練習をするチームがありますが、当然ダメです・・・。
注意をすると次は、飛ばないウエイトボールや穴あきのボールを持参してバッティング練習をする・・・。これも当然規則違反です。
要はボールが飛ぶ、飛ばないは関係なくブンブン振り回してバッティング練習をするのは違反です。
あくまでもトスバッティング(近距離から投げたボールを軽く打ち返す)のみであり、各チームに配布される「競技者必携」にも記載があります。
何度も注意するのでチームの責任者または監督も当然知っいています。しかし、注意されるまでは良いと考え守らない人が多いです。
ルールはルールとして守っても欲しいものですね。
保護者必見!野球室内練習(打撃練習編)
先ほど述べたように近年は室内打撃練習用のボールからシャトルまで様々なアイテムが販売されています。
最新アイテムから、鉄板アイテムまでピックアップして紹介しますね。
野球 練習用穴あきボール
穴あきボール70ミリ
室内でのバッティング練習といえば、「穴あきボール」。
程よい弾力性があり、壊れにくい。また、飛びにくいので場所を選ばずにバッティング練習をすることができます。
また、打撃音も小さいため夜間に近所迷惑を考える事無くバッティング練習が出来ます。
近い距離から投球をしてもらい、本番さながらの速い球を打つ練習にも適しています。
穴あきボール42ミリ
こちらは、穴あきボールの42ミリサイズ。
野球ボールの大きさが約70ミリなので、ひとまわり小さなサイズとなります。
径が小さいため、ボールを最後までしっかり見て強く打ち返す練習に最適です。
野球 バッティング練習用シャトル
シャトル打ちも室内練習の定番ですね。
投手は打者に向かって真っすぐ投げます。打者はシャトルをフルスイングします。
シャトルは軽いため風の抵抗を受けやすく、落ちたり曲がったりと変化します。
打者は最後まで引き付けて打つことにより、最後までボールを見て打つ。また、変化球の打撃練習にもなります。
シャトルマシンを使えば一人でも連続して打ち込みの練習がができます。
機械のツマミを調整することで、早いトスから山なりの角度まで3段階に調整が可能。
一番緩い角度にすれば時速50キロスピードが出るため子供でも楽しみながら本格的な練習ができます。
乾電池またはACアダプタどちらでも稼働するため練習場所を選ばないのもおススメのひとつです。
野球 バッティング練習用サンドボール
サンドボールも野球トレーニングの定番品です。
サンド=砂(砂鉄)が入ったボールのためボールの重量が重くパワートレーニングとして取り入れる事で有効な練習となります。
バッティング練習の際には、ボールをより遠くに強く飛ばす感覚が身に付き、冬場に重点的に行うことでシーズン中は力強い打球を打つことが出来るようになります。
また、ボールをバットの真芯でとらえないと力強く、遠くへ飛ばせないためバットの芯でとらえインパクトの瞬間に力を入れる練習にもなります。
各メーカーにより様々な重さのサンドボールが販売されているため、野球のレベルや体形に合わせて購入をすることができます。
まずは、150gのサンドボール。
普通の練習や試合で使う軟式球が約130g~140gのためほぼ同じ重さとなっています。
重さは同じでも、中には砂鉄が入っているため飛びにくいため、小学生のウエイトトレーニングには効果バツグンです。
ナガセケンコーから販売されている350gのサンドボール。
ナガセケンコーと言えば、公式球にも使用されるメーカーで技術と安心を兼ねそろえたメーカーです。
重量は350gとサンドボールの中では真ん中位の重量で一番ポピュラーな重さとなっています。
ダイト株式会社から販売されている500gのサンドボール。
ボールは500gとサンドボールの中でも、かなり重たい方です。
冬場にパワーを付け力強い打球を打つ練習には最適な重さとなっています。
ダイトスポーツはあまり聞かないメーカーかもしれませんが、元々は高校野球のボールを安価な価格で販売していました。
現在は低価格で主要メーカーに負けない位の品質で小学生から社会人までが練習球として使用しています。
まとめ
これからの時期は、公式戦も終わり室内練習をするチームが増えてくると思います。
外で伸び伸びと、楽しく野球をすることは出来なくなってしまいますが、冬場に体力を付けることにより来シーズンは更にパワーアップすることができます。
最近は子供でも楽しくウエイトトレーニングができる用具も沢山販売されているので工夫を凝らして来春へ向けトレーニングをしましょう。
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