野球の審判方法を初心者でもわかりやすく解説(球審編)

野球審判 審判

野球の審判である球審は、試合にとって最も重要な役割があります。

試合のジャッジはもちろんですが、試合のスピード化や良い試合として成立するか否かも球審に掛かっていると言っても過言ではありません。

今回は、練習試合などで球審をする機会のある「お父さん審判」でもわかりやすく解説をしていきます。

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野球の球審とは

球審とは、キャッチャーの後ろでストライク・ボールの判定を主に行います。

投球の判定は、1球ごとに必要となり、ひと試合を通して安定したコースでジャッジをする技術が必要となります。

また、得点につながる本塁でのアウト・セーフを判定するため非常に重要な役割を果たします。

基本となる審判の解説は、以下の記事を参考にしてください。

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球審の構え方

球審の判定の中で一番判定する事が多いのは「ストライク」と「ボール」の判定です。

この判定を正確に行うためにも、球審の構えは非常に大切となります。

球審の構えには大きく分けて3つあります。

センターポジション

センターポジションとは、ホームプレートの真後ろに立ち投球の判定をします。

しかし、真後ろに立つとベース全体が死角になり正しい判定ができません。

特に低めの判定は完全に死角になります。
多くのお父さん審判は、センターポジションで判定をしているため正確な判定が出来ていません。

シザース

プロ野球の審判員で見る機会が多いと思います。

甲高い声と、ヘルメット一体型のマスクを着用して判定する白井一行審判員が行っているスタイルがシザースポジションとなります。

準備運動のアキレス腱伸ばしのように足を前後に位置して、両手を前方の膝の上に置いて判定します。

シザースは、顔も固定され非常に見やすいのですが、顔を前方に出すようにして判定します。

そのため、打者からのファウルチップなどが直撃した時に非常に強い衝撃を受け、首を負傷する危険があります。

したがって、これから審判を目指す人については、プロ野球でも禁止されています。

スロットポジション

スロットとは何かと何かの間と言う意味になります。

野球では、打者と捕手の間という意味になります。

目安としてはベースのエッジ部分(角部分)に自分の中心「へそ」を持ってきます。

この位置に立てば、捕手に遮られることなく投球の判定をすることが出来ます。

正確な投球判定をするためにはベースの全てが球審の視界に入る事が大切となります。

このスロットポジションが球審の基本とする構えになります。

球審立ち位置

(引用:全日本野球協会 都道府県審判指導員マニュアル)

慣れないうちは、投球の判定をベースからズレた所から見るため違和感があります。

しかし、構えている状態でベース全体が見えるようになります。

捕手が捕球した場所が完璧に目視で確認できるため、特に低めへの投球判定が安定します。

内角の球は視界から近いため判定が容易となる。

外角の球は視界から遠くなるため判定に迷うが、慣れて感覚で判定するイメージです。
  • 最初は抵抗があっても、スロットポジションに慣れる。
  • 構えた時に、ベース全体が視界に入るように意識する。
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球審の立ち位置

スロットポジションの構えを理解した次は、球審の立ち位置が重要になります。

立ち位置とは、捕手との距離をどの程度確保するかという事です。

では、正確な立ち位置とは写真の①~③のどれが正しいでしょうか。




(引用:全日本野球協会 都道府県審判指導員マニュアル)

答えは②です。

③のように、ほぼ全てのお父さん審判は捕手と球審の立ち位置が離れすぎているため正確な投球の判定ができていません。

逆に①のように、捕手と球審の立ち位置が近いと投球判定が正確になるかもしれませんが捕手のプレーを邪魔する可能性があります。

正しい位置に立つための手順は以下のようになります。

  1. 打者側方向のベースのエッジに自分の中心(へそ部分)を合わせます。
  2. 打者側の足のつま先を、捕手の「かかと」の延長線上に置きます。
  3. 打者側の足が投手板(ピッチャープレート)に真っ直ぐ向いていることを確認します。
  4. もう一方の足を、自分の足の「かかと」の延長線上に置きます。足は身体が楽になるように自然と外に開きます。

球審の構え方

投手が投球動作を開始すると同時にゆっくりと身体を沈めます。

しかし、構える際の高さにより判定に支障が出てきます。

では、正しい構えの高さはどれでしょう。




引用:全日本野球協会 都道府県審判指導員マニュアル

正解は①です。

②は構えが低すぎるため、ベース全体を見渡すことはできません。

また、③は構えが高さすぎるため正確な投球判定が難しいです。
目安として捕手の頭部に、球審のマスクの一部であるスロートガードが来るくらいの位置で構えます。
投球判定する最終の構えをゲットセットと言いますが、その時にベース全体が見えていれば正しい構えが出来ているという事になります。

トラッキングアイ

正しい位置と高さで構えた状態でストライク・ボールの判定を行います。

この時に一番注意しなければいけない事は、顔を固定したまま目のみを動かして打球を判定することです。

これを、トラッキングアイと言います。

例えば小説を読む場面を想像してください。

小説を読むときに顔を動かして文字を目で追いながら文字が読めますか?

ほとんどの人は目だけを動かして小説を読むと思います。

このように、野球の審判でも目だけを動かして判定することにより正確な判定ができます。

 

 

(引用:全日本野球協会 都道府県審判指導員マニュアル)

写真の①と②を比べれば一目瞭然です。

①の写真のように顔は正面を向いたまま目だけを動かすようにします。

小学生が行う学童野球であれば、山なりボールで投球されることが多いです。
ボールの軌道に合わせ、上下に顔を動かして判定すると正しい判定はできません。

社会人野球になると、キレのある変化球を投げてきます。

変化球の軌道と同じように顔を動かすと正しく判定はできません。

顔を動かさずに目だけでボールを追う「トラッキングアイ」を習得しましょう。

ストライク・ボールのコール

正しい姿勢とトラッキングアイで、ストライク・ボールを判定します。

まずは、正しいストライクゾーンを理解していることが大前提です。

ストライクゾーンについては下の記事を参考にしてください。

ここで重要な事は、捕手が捕球した位置を見て高さ・コース共にストライクゾーンに入っているか確認してから「コール」することが大切です。

プレイヤーである打者は、ストライク・ボールの判定をベース前方の2~3メートル前でストライク・ボールを判断します。

しかし、審判である球審が打者と同じような感覚でストライク・ボールを判断したら間違いなく誤審となります。

審判がストライク・ボールを判断する場所は、捕手が捕球した位置を見て判断する。
ストライク・ボールの判定は、早く判断する必要はありません。
捕手が捕球した位置を目で見て、確認してからコールする余裕で全く問題ありません。
場合によっては、コールする前に捕手が投手に返球する仕草をする場合もあります。
それでも、ゆっくりとコールすれば捕手がタイミングを合わせるようになります。

まとめ

野球の審判で最も重要な球審について解説しました。

細かいことは様々ありますが、球審経験が少ないお父さん審判員でも立ち位置・構え・コールのタイミングの3つを押さえておけば正しい判定ができます。

最初から上手に出来る訳ではありませんが、以下の事を意識して球審をするように心掛けてみて下さい。
  • 構えはスロットルポジションで構える。
  • 立つ位置は正しいか、捕手の足の位置を見て確認する。
  • ゲットセット時の構えの高さは、ベース全体が見えるように高さを調整する。
  • トラッキングアイを徹底する。
  • ストライク・ボールの判定は一呼吸置いてからコールする。

 

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