野球の審判方法を初心者でもわかりやすく解説(入門編)

野球審判 審判

野球の審判とは複雑で難しいと思っている人が多いはずです。

自分のジャッジで勝敗が分かれたり、監督から文句を言われたらどうしよう・・・。

こんな悩みを抱えている人は、とても多いです。

しかし、子供が野球チームに入部すると練習試合などで審判を依頼されることは避けて通れない道です。

今回は現役審判員である私が、初心者のお父さんでも分かりやすいようにポイントを押さえて解説していきます。

今回の記事を読むことで、野球初心者の人・お父さん審判をする人でも野球審判の役割と判定方法が理解できます。
そして、カッコよく正確なジャッジができるようになります!
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野球審判の役割

野球の審判とは試合中にアウト・セーフ・ストライク・ボールを判定する役割があります。

他のスポーツに比べ判定を下す回数が多く、直感的な判定が求められます。

野球の審判は第3のチーム

野球というスポーツは選手のみでは最高の試合は出来ません。

審判という第3のチームが加わり初めて最高の試合が成立します。

スムーズな試合運営、選手が納得する判定を審判が行うことで良い試合ができると言えます。

尊敬される人間になれ

私が憧れとする元プロ野球審判員である山崎夏生氏の著書から学んだ言葉です。

「Be Respected!(尊敬される人間になれ)」続けて「人間の限界は99点だ。」

その欠ける1点を補うのが監督からも選手からもファンからも尊敬し信頼される人間性なのだ。

これは、山崎夏生氏が当時アメリカで行われていた審判養成学校(アンパイアスクール)の校長である「ジム・エバンス」氏に教わった言葉として紹介されています。

興味のある人は、プロ野球審判 ジャッジの舞台裏に書かれているので是非、購読してみてください。

審判として上手くジャッジするには、技術は勿論ですが、選手や監督からも信頼される必要があります。
これは、ライセンスを持つ公認審判員以外にも練習試合などで審判をする「お父さん審判員」にも同じことが言えます。
例えば・・・
  • 試合中に腕を組んで審判をしていませんか?
  • ハーフパンツやサンダルを履いて審判をしていませんか?
  • 帽子は被っていますか?
  • 学童野球だからと言って適当にジャッジをしていませんか?
  • 大きな声でジャッジをしていますか?

どれかひとつでも当てはまる人は、選手や監督からも信頼されていない審判です。

正確なジャッジやルールを覚える前に自分の姿勢を正すだけで、周りから見れば立派な審判と評価をされます。

また、野球はプロ野球から小学生が行う学童野球まで様々なレベルの試合が行われます。

弱いチームだからと言って選手は適当なジャッジを望んでいません。

選手は、常に真剣に試合に臨んでいます。

それに答えるように審判も、どのような試合でも正確なジャッジを心掛ける必要があります。

自分のジャッジに自信を持つ。

そして、責任を持つ事で自然と上手な審判へと成長していきます。

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審判員のポジション

野球の試合では、一般的に審判4人を1組とする「4人制」で試合が行われます。

ひと昔前は、外野の線審という審判がつき「6人制」で行われていました。

現在でもプロ野球オールスター、日本シリーズ、高校野球のナイターなどは6人で行います。

また、最近は審判員の不足やスキルアップのため「2人制」または「3人制」で試合を運営することもあります。

今回は、一般的である4人制を基に解説していきます。

球審

球審とは、キャッチャーの後ろでストライク・ボールの判定を主に行います。

また、得点につながる本塁でのアウト・セーフを判定するため非常に重要な役割を果たします。

球審は判定の回数が多く、球審の力量により試合の流れや時間が大幅に変わるため試合を左右すると言っても過言ではありません。

ある程度、他の塁での塁審で試合に慣れた人が行うのが望ましいです。

球審の事を「主審」と呼ぶ方がいますが、これは大きな間違いです。

主審とは、その試合の主な判定を下す人を言いますが、野球は4人1組が同じクルーとなり、そのうちの一人が責任審判員となります。

野球でいえば責任審判員=主審と言えますが、必ずしも球審が責任審判員では無いので球審の事を「主審」と言うのは間違っています。

球審の審判方法は以下の記事を参考にしてください。

塁審(1塁)

各塁上に位置する審判員を塁審と言います。
1塁の塁審は主に1塁でのアウト・セーフの判定を行います。
1塁でのプレーは非常に際どいタイミングが多いです。
ベースの触塁を目で見ながら、捕球音を耳で感じる。
そして、どちらが早いかの判定を下すため高度な技術が必要とされます。
したがって、球審の次に難易度が高いポジションと言えます。

塁審(2塁)

2塁の塁審は、外野への飛球に対するジャッジと、2塁でのアウト・セーフの判定を主に行います。
判定範囲が非常に広く、打球に対するフォーメーションによって1塁の判定、3塁の判定も必要となります。
また、ランナーがどの塁に滞在しているかで試合中の立ち位置も変わってくるため審判のフォーメーションの知識が必要です。
他の審判とのアイコンタクト・野球の試合全体を見渡せる余裕が必要とされます。

塁審(3塁)

3塁の塁審は、主に3塁でのアウト・セーフの判定を行います。
打球に対するフォーメーションも比較的容易で審判経験が浅い人が経験を積むために行うと良いポジションと言えます。
しかし、3塁でのプレイがアウト・セーフどちらの判定になるかで、試合が大きく左右されるため重要な役割を果たします。
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野球審判をするときの服装

野球審判

公認審判員は各連盟で指定の服があります。

アイロン掛けして折目のついたスラックスと正規のアンパイアユニフォームを着ます。

しかし、公認審判員ではない「お父さん審判」は普通のジャージで審判をしても構いません。

ただし、先述したように
  • タイツが見えるようなハーフパンツのスタイル
  • 選手より目立つ派手な服装
  • クロックスなどのサンダル

いくら練習試合でも、このような服装で野球の審判をするのは厳禁です。

最低限のマナーをわきまえるようにしましょう。

選手に信頼される審判員と認められるためには、ます身だしなみが大切です。
野球審判員の服の色が何色か分かりますか?
各連盟によって当然違いますが、基本的には「青」と「黒」です。
これにも理由があり、青は夏場の暑さ対策と爽やかなイメージのためです。

その中でも、黒を基調とする審判服が一番多いです。
これは裁判官と同じ服の色であり、黒色は何色にも染まることが無く、公正さが保てるため審判員の服も黒色がメインとなっているわけです。

法服(ほうふく)とは、裁判官、検察官、弁護士、裁判所書記官、廷吏など、職務上法廷に立ち合う法曹関係者及び裁判所職員が法廷で着用する制服。 「法服」の色は黒と定められている。 黒はどんな色にも染まることがないことから、裁判官の公正さを象徴している。
引用:Wikipedia

野球審判をするときに必要な道具

野球の審判をするうえで様々な道具が必要となってきます。

公認審判員となると一式揃えるのに15~20万円程度必要になってきますが、お父さん審判員は全て揃える必要はありません。

審判に興味を持ち、本格的に始めようという気持ちが出たら少しずつ揃えていきましょう。

野球の審判の審判に必要な道具は以下の記事を参考にしてください。

ジャッジの基本

野球の判定方法は様々な場面によりジャッジの方法が異なります。

初めて審判をするお父さん審判員は正確に出来なくても問題ありません。

以下の基本が出来ていれば周りから見ると上手に見えるので実践してみましょう。

最も良い位置でジャッジをする

いちばんの基本は、判定する際に最も良い位置で判定する事です。

例えば、遠く離れた所から判定したり、プレイがブラインドになる位置から判定しても誰も納得してくれません。

そのため、適正な位置と角度からジャッジをするように心掛けましょう。

アウトのコール

アウトのコールをするときは、ひと呼吸置いてからコールするように心掛けましょう。

なぜならは、ボールを捕球後に落球したり、ベースから足が離れる可能性があるからです。
  • 野手がベースを踏んでいることを確認する。
  • 野手がボールを保持していることを確認する。

この2点を目視で確認してから、ひと呼吸置きコールするとちょうど良いタイミングになります。

そして「アウト」とコールするのではなく、「ヒー・イズ・アウト」と発声してコールをするようにしましょう。

ジェスチャー

判定をする際に、発生と同時にジェスチャーを行います。

アウトをコールするときは、自分の利き手を問わず右手でコールします。

野球審判初心者の方に良く見られるのが、左の写真のように親指を立てコールする人がいます。

これは、正しいジェスチャーとは言えません。

必ず、親指を立てずに「グー」の形でジェスチャーをするようにしましょう。

正しいジェスチャー

それでは、正しいジェスチャーの方法を解説します。

(引用:全日本野球協会 審判員マニュアル)

  • 立ったままの状態から判定が発生すると感じたら、手を膝の上に置き中腰の状態でプレイに備えます。この構えをハンズ・オンニーと言います。
  • ハンズ・オンニーの状態で止まったまま、プレイの判定を判断します。このときに顔が動かないように注意します。
  • 判定を確認したら真っ直ぐ立ち上がり、膝を伸ばした状態でコールを行います。

(引用:全日本野球協会 審判員マニュアル)

  • 膝を伸ばし、真っ直ぐに立ち上がると同時に右手を頭上に上げます。
  • 肘を自然と90度に曲げ、顔の前でジェスチャーをすると同時に「ヒー・イズ・アウト」とコールをします。
  • コールした後は一定時間ジェスチャーの形を残したのちに自然と右手を降ろします。
注意する点
  • 膝を曲げた状態でコールをしない。
  • 肘が伸びて頭上でジェスチャーしない。
  • ジェスチャーする際に頭を下げずにプレイを見ながらジェスチャーをする。
  • 手の平や手の甲が正面を向かないようにする。

上記の4つはお父さん審判に多いジャッジ・ジェスチャーです。

慌てることなく落ち着いて判定をしましょう。

セーフのコール

セーフのコールをするときは、アウトの時のコールのように、ひと呼吸置く必要はありません。

なぜならば、その時点でセーフが確定するため早くコールしても後のプレイで判定が変わる事が無いからです。

しかし、あまりにも早いコールは避けるように心掛け、確実にプレイを確認した後にジェスチャーをするようにしましょう。

コールする際のコツとしては、「セーフ」とコールすると声が通りにくい傾向にあります。

発声するときには、「セィフ」と発生する事で周りにも分かりやすいコールになります。

ジェスチャー

(引用:全日本野球協会 審判員マニュアル)

  • アウトのコールと同じように、ハンズ・オンニーの状態で止まったまま、プレイの判定を判断します。
  • 判定を確認したら真っ直ぐ立ち上がると同時に両手を水平に上げます。
  • 両手をそのまま、真横に水平に開きジェスチャーをします。
  • コールした後は一定時間ジェスチャーの形を残したのちに自然と両手を降ろします。
注意する点
  • 指先までしっかりと両手を伸ばす。
  • 肘が曲がって伸びていない。
  • 両手が上または下方向を向き水平になっていない。
  • 膝を曲げた状態でコールをしない。

ポイントは、まっすぐに膝を伸ばした状態で、両手を水平に上げるときれいな形に見えます。

タイムのコール

タイムをコールするときも、選手にはっきりと分かるようにコール・ジェスチャーする必要があります。

(引用:全日本野球協会

審判員マニュアル)

写真のように両手を挙げ、手の平を正面に向けます。

大きなボールを両手で支えるイメージで肘は少し曲げる状態です。

Vの字に手を伸ばしたりしないように注意しましょう。

そして、他の審判が同調するまで形を残すようにします。

プレイが止まっているか否かは大きなトラブルに繋がります。

大きな声で誰にも分かるようにコールとジェスチャーをするように心掛けましょう。

まとめ

野球の審判は様々なコールとジェスチャーがあります。

初めて審判をする人はすべて覚えるのは、とても難しく感じます。

アウト・セーフ・タイムの形だけでも基本通り把握する事で上手な審判として、選手や監督から信頼される審判となります。

自分の判定に自信を持ち、堂々とコールするようにしましょう!

 

 

 

 

 

 

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