投手用のグローブが欲しいけれど、種類が多く迷ってしまう。
投手は打者に対して投球をするのが一番の仕事です。
しかし、投手が使うグローブも特徴があり自分に合ったグローブを使えば投球にもメリットが出てきます。
また、バント処理などのフィールディングも投手の仕事の一つであり、得点の有無にも大きく関係してきます。
今回は、投手用グローブを購入する場合の選び方と、おすすめグローブ6選を紹介します。
投手用グラブの特徴
投手用グラブの特徴としては、比較的大きなグラブが多く外野用グラブに近い感覚があります。
これは、打者と一番近い距離に位置しているため強い打球が返ってくる(ピッチャー返し)ため大きめのグラブで身を守るためです。
また、投球時にもグラブの重さでバランスをとる為でもあります。
一番の特徴としては、相手チームである打者や走者に変化球の握りがバレないようにグローブの網目部分が隙間の無いように設計されています。
したがって、小学生の学童野球では変化球は禁止の為、わざわざ投手用のグローブを購入する必要はありません。
投手用グラブの種類
投手用グラブには大きく分けて2種類あります。
剛腕投手タイプの場合
剛腕投手の武器は速球です。投球をする際にグローブの重さをでバランスを取るため大きめのグラブを使用します。
変化球主体の投手の場合
変化球主体の投手は、打たせて取るピッチングが特徴です。
したがって、打球処理などのフィールディングに重点を置くため小さめのグラブを使用します。
投手用グラブの規定について
投手用グラブについては、他のポジションと違い細かく規定があります。
野手と違う点は以下の2点です。
- グローブの受・背・ウエブは同色でなければならない。
- 白/グレー/PANTONE の色基準、14 番より薄い色は使用してはならない。
つまり、ボールに似ている色のグローブは使用してはいけない。
グラブの色は単色(一色)でなければならない。しかし、2020年より縫い糸は違う色でも問題ないとなりました。
*この規定については、軟式野球での規定となります。
他のポジションのグラブと兼用で使用する選手は注意が必要です。
ミズノプロ フィンガーコアテクノロジー

出典:Amazon
ミズノ最高級グレードであるミズノプロから「フィンガーコアテクノロジー」が登場。
フィンガーコアテクノロジーの特徴として、どんなボールでもグラブに入った時に動きやスピンを食い止めるというのが大きな特徴です。
素手でつかむ感覚をグラブに伝え、暴れる球をポケットに抑え込むイメージで設計されています。
ZETT プロステイタス 千賀モデル

出典:Amazon
ZETTの最高級グレードであるプロステイタスから千賀モデルが登場。
プロステイタスは、プロステイタスレザーと言われる最高峰の革が使用されています。
高級革ならではのしなやかさと、手の一体感はそのままで、千賀モデルが登場しました。
アイピーセレクト 投手用グラブ

出典:楽天市場
アイピーセレクトというメーカーはあまり聞いたことありませんが、現在ブームとなっているようです。
オリックスの山本由伸選手がアイピーセレクトの「アルモニーアグラブ」を使用しており話題となりました。
このグラブの特徴は、通常人差し指をグラブから出しますが、アルモニーアグラブは中指をグラブから出します。
中指を出すことにより、体重移動・体の開き・前のめりを抑制して、体の軸を使った投球ができるそうです。
現在は、市販品で山本選手のようなタイプは販売が無く、オーダーメイドになります。
下の写真は通常の人差し指を出すタイプとなります。
ワールドペガサス 桑田真澄モデル

出典:Amzon
ワールドペガサスと言えば「桑田真澄」氏ですね。
現役時代、桑田選手がワールドペガサスを使用しており、2017年にはアドバイザリー契約を結んでいます。
特徴としては、投手用のグラブの評判がよく革へのこだわりがあります。
ワールドペガサス独自の和牛皮革。和牛ならではのしなやかさが特徴となっています。
アシックス 大谷翔平モデル

出典:Amazon
現在、メジャーリーグでも活躍している「大谷翔平」選手が使用しているアシックス。
今まではグラブでアシックスを使用している選手はあまりいませんでしたが、大谷選手が使用していることから小学生を中心に増えてきました。
素材は全て「GSグランドレザー」と呼ばれる天然皮革が使われており、手に馴染む柔軟性と耐久性があります。
アンダーアーマー 投手用グラブ

出典:Amazon
現在、スポーツ用品でたくさんの愛好者がいる「アンダーアーマー」ですが、実は1996年とつい最近、アメリカで設立された会社です。
プロ野球選手でもグラブを使う選手が増え、投手用グラブはアマチュアでも使用している人が増えています。
アンダーアーマーのグラブの特徴としては、フィールディングを重視した比較的小さめのグラブという感じです。
まとめ
投手用グラブは他の野手と違い、捕るというよりは投球するためのバランスを考え選んだ方が良いと思われます。
また、一番の特徴はグラブが球種を隠すように設計されているという事で、変化球を使わない小学生は無理に準備する必要はありません。
投手用に使用するグラブは色々と制約があるため注意も必要です。
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