野球のコリジョンルールについて詳しく解説

ルール

野球のコリジョンルールについては2016年より採用されたルールです。ルール適応から約5年経過してようやく選手もルールに慣れてきたように思えます。

「コリジョンルール」とは捕手と走者の衝突による危険なプレイを防止するために採用されました。
以前は、TVで良く見る「プロ野球珍プレー好プレー」のように選手同士が本塁付近で衝突して重大な怪我が発生していました。
これを野球の醍醐味という人もいますが、野球は格闘技ではなく球技でありこのような危険なプレーを正当なプレイと言うことはできません。

今回は、「コリジョンルール」について詳しく解説していきます。

スポンサーリンク

コリジョンルールとは

コリジョンとは「衝突」「激突」という意味があり、ホームベース付近で捕手と走者の衝突による危険なプレイを防止するルールです。

しかし、野球規則にはコリジョンルールという言葉はありません。

野球規則では「本塁での衝突プレイ」として記載されています。

コリジョンルールと言えば、捕手が走路に入ってはいけないルールという認識があります。

しかし、走者・野手どちらに対しても注意しなければいけないルールです。

そして、審判員の判断により「オブストラクション」または「インターフェア」と全く違うルールの適応になる可能性があります。

スポンサーリンク

走者の体当たり

走者の体当たりについては公認野球規則で以下のように記載されています。

得点しようとしている走者は、最初から捕手又は本塁のカバーに来た野手(投手を含む。以下「野手」という。)に接触しようとして、または避けられたにもかかわらず最初から接触をもくろんで走路から外れることはできない。もし得点しようとした走者が最初から捕手または野手に接触しようとしたと審判員が判断すれば、捕手または野手がボールを保持していたかどうかに関係なく、審判員はその走者にアウトを宣告する。(野球規則6.01i(1))

故意に野手に接触しようと走路を外れ走ることは禁止されています。

また、捕手(野手)がボールを持っていたか否かに関わらず直ちにボールデットとなり走者に対して「アウト」が宣告されます。

つまり、走路を外れ捕手または野手にタックルするとインターフェア(守備妨害)が適応されるということになります。

他の塁に走者がいた場合には、接触が起きたときに占有していた塁まで戻る必要があります。

その場合、ボールデッドとなって、すべての他の走者は接触が起きたときに占有していた塁(最後に触れていた塁)に戻らなければならない。(野球規則6.01i(1))

例えば以下のようなケースが考えられます。
  1. 走者2、3塁の場面
  2. 打者は内野ゴロを打ち3塁走者は本塁へ走った。
  3. 内野から返球されたボールを捕手はホームベース手前で捕球し走者にタッチしようとした。
  4. 走者は走路から外れ捕手に目掛けタックルをした影響でボールを落としてしまった。
  5. 走者がタックルした時点で2塁走者は2-3塁間を走っていた。

この場合、3塁走者は故意に走路を外れ捕手にタックルしているのでインターフェア(守備妨害)でボールデッドとなりアウト。

2塁走者は妨害が起きた時点で2-3塁間に居たため2塁へ戻り、打者走者は1塁となります。

 
ポイントをまとめると以下のようになります。
  • 野手に体当たりしようと故意に走路を外れタックルすることは禁止
  • 捕手(野手)ボール保持の有無は関係なく接触した走者はアウトとなる
  • 他の塁の走者は接触が起きた時点の塁に戻らなければならない

ただし、走者が正しく走路を走り捕手(野手)と接触した場合は「アウト」にはなりません。

捕手が走路に入り接触したのであればオブズトラクション(走塁妨害)が適応され得点が認められます。

走者が正しく本塁に滑り込んでいた場合には、本項に違反したとはみなされない。(野球規則6.01i(1))

スポンサーリンク

捕手のブロック

捕手のブロックについては野球規則で以下のように記載されています。

捕手がボールを持たずに得点しようとしている走者の走路をブロックすることはできない。もし捕手がボールを持たずに走者の走路をブロックしたと審判員が判断した場合、審判員はその走者にセーフを宣告する。(野球規則6.01i(2))

捕手がボールを持たずに走者の走路に入った場合は、コリジョンルールの適応となり、オブズトラクション(走塁妨害)でセーフ。
そして得点が認められます。

走者の走路とは

それでは走者の走路に入るとは、どこに入るとコリジョンの対象になるのでしょうか。

左のイラストのライン部分に捕手の身体が入るとコリジョンの対象となります。

したがって捕手は基本的にベースの前または後ろに立ちランナーにタッチしなければなりません。

また、野球規則には「ボールを持たずに・・・」と記載がありますがボールを保持した状態でレガースや体を使いブロックすることもオブズトラクションの対象となります。

走路に入っても良い場合がある

捕手は基本的に走路に入ることは出来ませんが、一部のケースの場合には走路に入ることも許されています。

捕手が送球を実際に守備しようとして走者の走路をふさぐ結果になった場合(たとえば、送球の方向、軌道、バウンドに反応して動いたような場合)には、本項に違反したとはみなされない。また、走者がスライディングすることで捕手との接触を避けられたならば、ボールを持たない捕手が本項に違反したとはみなされない。
本塁でのフォースプレイには、本項を適用しない。(野球規則6.01i(2))

一部のケースとは
  • 野手からの送球が偶然走路上に行き捕手が捕球するために走路に入った場合
  • 走者がスライディングすることで捕手との接触を避けられた場合
  • フォースプレイの場合
  • 走者の本塁到達より野手からの返球が明らかに早く走者を待ち構える場合

この4つに該当する場合は走路に入っても良いとされています。

基本的に捕手はボールを持たずにベースを跨ぐことはコリジョンの対象となります。

しかし、「走者がスライディングすることで捕手との接触を避けられたならば」と記載があります。

つまり、走者がスライディングすることで捕手の股をくぐり本塁に到達することが出来れば違反しないと解釈できます。

また、ルールの盲点を突きボールをベースの前で捕球できるにも関わらずボールのバウンドや軌道に合わせ捕手が走路に入る。

そして、走路で捕球する捕手もいますが審判員が故意に走路に入ったと判断すればアウトが適応されます。

まとめ

コリジョンルールが2016年に採用され、セーフになる機会が増えたため際どいタイミングでは3塁コーチャーが本塁へと進塁させる場面が増えてきました。

また、明らかなアウトのタイミングでもタッグが不完全となりセーフと判定される場面もあります。

しかし、コリジョンルールは選手の怪我を防ぐ目的があり正々堂々としたプレーが行われるようになりました。

走者、捕手ともにルールを十分理解しプレイを行うようにしましょう。

プロ野球見るならDAZN
DAZN(ダゾーン)はスポーツに特化した動画配信サービスです。
様々なスポーツをライブ配信していますが、野球については広島カープ主催のホームゲーム、中日ドラゴンズ主催のジャイアンツ戦以外は試合開始から終了まで全てライブ中継で配信されています。
料金は最初の1か月は完全無料。2か月目以降は月額1,925円でプロ野球ほぼ全ての試合をリアルタイムで視聴することができます。
無料期間中に解約すれば料金は一切かかりません。
また、開幕戦である3月から日本シリーズが開催される10月まで契約を行い、残りの期間は休止の手続きもできるためとてもお得に視聴することができます。
まずは、1か月無料体験でお楽しみください!!
DAZN
ルール
スポンサーリンク
スポンサーリンク
野球マニアをフォローする
野球ドットコム

コメント

タイトルとURLをコピーしました