野球の打者(バッター)のルールを現役審判員が詳しく解説

ルール

野球の打者(バッター)にもルールが決められていることをご存じでしたか?

打者(バッター)は決められたルールの中、バッターボックスに入り投球された球を打たなければなりません。

この記事を読めば打者としてのルールを理解してプレーに生かすことができます。

今回は、野球の打者(バッター)のルールを現役審判員が詳しく解説します。

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打者(バッター)のルールは5項目

野球のルールは複雑で様々な細かいルールが野球規則により決められいます。

打者が打撃をする際のルールも野球規則6.03(a)項により「打者の反則行為」として全部で5項目記載されています。

打者の反則行為
  1. バッターボックスから足を完全にはみ出して打った場合。
  2. 投球姿勢に入ったにもかかわらず打席を左右変更した場合。
  3. 捕手のプレイを妨害した場合。
  4. 打者がバットを投げて投球を受ける捕手のミットに触れた場合。
  5. 規格外の反則バットを使用した場合。

この5項目に違反した場合、打者は「アウト」を宣告されます。

それではひとつずつ解説していきましょう。

バッターボックスから足を完全にはみ出して打った

打者は打撃をする際に両足をバッターボックス内に完全に入れた状態で打撃をしなげればいけません。

これに違反すると「反則打球」として扱われ打球がフェア・ファウル関係なく打者にアウトが宣告されます。

詳しくは以下の「反則打球」についての記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。

 

投球姿勢に入ったにもかかわらず打席を左右変更した

打者は打撃の途中でも好きなカウントで何回でも打席を左右変更することができます。

しかし、投手が投球に関わる姿勢をしている最中に打席を変更すると打者はアウトとなってしまいます。

野球規則では以下のように記載されています。

(注)投手が投手板に触れて捕手からのサインを見ているとき、打者が一方から他方のバッタースボックスに移った場合、本項を適応して打者をアウトとする。(野球規則6.03a(2))

つまり、打者が故意にバッテリーのサインを見る行為をした場合はアウトとなります。

このような行為はスポーツマンシップに反しておりアウトとなって当然の行為となります。

 

では、サイン交換後に投手が投球動作を開始した途中で打席を移動した場合はどうなるのでしょうか。

投手が投球姿勢にはいったとき、打者が一方のバッタースボックスから他方のバッタースボックスに移った場合。(野球規則6.03a(2))

これについても野球規則に記載されている通りアウトが宣告されます。

打席の変更についての解説は以下の記事を参考にしてください。

捕手のプレイを妨害した場合

例えば、走者1塁の場面で盗塁が企てられました。

捕手が2塁へ送球する際に打者が捕手の送球またはプレイを妨害するとインターフェアが適応され打者はアウトとなります。

インターフェアというルールは非常に複雑でプレーの成り行きにより様々な適応方法があります。

詳しくは以下の記事を参考にしてインターフェアの知識を深めて下さい。

打者がバットを投げて投球を受ける捕手のミットに触れた場合

通常であれば、打者のバットと捕手のミットが接触すれば「打撃妨害」となり打者に進塁が認められます。

しかし、このように打者の振ったバットが打者の手から離れ捕手のミットに当たった場合には打者はアウトが宣告されます。

ただし、打者が三振のケースまたは塁上にランナーがいる場合に限られ、それ以外の場面ではノーカウント(ナッシング)となります。

 
例えば以下のようなケースが考えられます。
  1. 走者3塁の場面でスクイズが企てられる。
  2. バッテリーはスクイズを警戒し、外角へ大きく外した。
  3. 打者は無理やりバントを試みるが届かないと判断し、バットを投げてボールに当てようとした。
  4. しか投げたバットと捕球をしようとした捕手のミットが触れてしまった。

このような場合は打者はアウト。
この時点でボールデットとなり走者はプレーが起こる前に占有していた塁へ戻ります。

使用が許可されないバットを使用した

野球に使用する道具も公式戦で使用が許可されているものと、使用禁止の用具があります。

打者に例えると高反発なバットなどを使用した場合です。

大きな大会になると試合前に審判員が用具点検を行い、安全性や違反性のある用具を使用していないか検査を行います。

しかし、選手がこのような違反したバットに起因するヒットなどを打った場合は打者はアウトが宣告されます。

最近では様々な用具が販売されており使用の可否の判別が難しくなっていますが、軟式野球を例にすると「JSBB」のマークが入っている用具は公式戦でも使用できると覚えておけば良いでしょう。

違反バット使用でノーゲーム

実際に違反バット(大会規定で認められていない)バットを使用したところ相手チームの監督の抗議によりノーゲームとなった出来事がありました。

2011年に行われたNPBジュニアトーナメントでの出来事でした。

初回の攻撃途中で相手チームの監督から「違反バットではないか」と抗議があり約2時間中断するという出来事が実際にありました。

問題となったバットは当時高反発で通常のバットより飛距離が10メートル以上伸びると言われていた「カタリスト」を使用していました。

大会規定ではカタリストの使用を認めておらず、相手チームの監督は没収試合を求めたが結論が出ないままノーゲームとなり翌日の早朝に再試合という出来事がありました。

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バッターボックスから出てはダメ

打者は打撃をする際にバッターボックス内で打たなければいけません。

しかし、一度バッターボックスに入ればむやみにバッターボックスから出てはいけません

例えば、監督からのサインを見る際もバッターボックス内で見るなど様々なケースが野球規則で明記されています。

バッターボックスから出たからといい、即アウトにはなりませんが試合のスピードアップの為に細かく規定がされています。

 

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まとめ

打者のルールとしてよく知られている反則打球以外にも様々なルールがあることが分かりましたね。

投手のルールは技術的な要因が大きいのですが、打者のルールはマナーの面がルールに反映されていると思います。

この機会に打者としてのルールとマナーを再度見直すことも大切ですね。

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