投手(ピッチャー)は打者に向かって一定の時間内に投球をしなければいけません。
しかし、インターネット上では様々な時間が掛かれており、どれが本当?と思う人もいます。
今回は現役審判員である私が正しい時間を解説します。
投手の時間制限
あまり知られていなルールですが投手は打者に向かって投球をする際に決められた時間内に投球を始めなければいけません。
これは、野球というスポーツは試合時間が長く時間短縮を行うために定められたルールです。
以前は、このようなルールは明確にされていませんでした。
しかし、国際大会が多くなるにつれ「日本の野球は遅くマナーが悪い」などの批判が相次いだことから野球規則に明確に記載することによりルールを定めるようになりました。
時間は12秒が正解
それでは、投手は何秒以内に投球をしなければいけないのでしょうか。
インターネット上では12秒、15秒、20秒など様々な情報がありますが野球規則に記載されている時間は12秒と記載されており12秒が正しい時間となります。
塁に走者がいないとき、投手はボールを受けた後12秒以内に打者に投球しなければならない。(規則5.07c 投手の遅延行為)
ただし、12秒と言う時間は規則書にも書いてあるように走者がいないときに限られます。
走者がいる場合にはアマチュア野球内規、それぞれの団体により独自の時間が定められている場合があります。
15秒ルールはプロ野球独自のルール
プロ野球では2009年より採用されており、プロ野球(NPB)独自の内規ルールとして15秒以内に投球をすると決められました。
ソフトバンクの前監督である工藤公康氏が横浜に在籍していた時にプロ野球界で初めて15秒ルールを適応されることになりました。
20秒ルールは走者がいる場合のルール
野球規則には記載されていませんが、アマチュア野球界に於いては多くの団体が採用しています。
走者がいる場合は12秒ではなく20秒以内に投球をすると内規で定められています。
詳しいルールは後ほど解説します。
どこから時間が計測が始まるの?
- 投手がボールをもったとき
- 打者がバッターボックスに入り投手に面したとき(打撃が行える姿勢に入ったとき)
この2つの条件が整ったときの計測がスタートします。
そして、ボールが投手の手から離れたとき時間内である必要があります。
12秒の計測は、投手がボールを所持し、打者がバッタースボックスに入り、投手に面したときから始まり、ボールが投手の手から離れたときに終わる。(規則5.07c 投手の遅延行為)
基本的に2塁の審判員がストップウォッチを携行してタイムを計測しています。
時間内に投げないときのペナルティ
時間内に投球を開始しないとペナルティも決められています。
投手がこの規則に違反して試合を長引かせた場合には、球審はボールを宣告する。(規則5.07c 投手の遅延行為)
野球規則に書いてあるように「ボール」が宣告されます。
これは、プロ野球(NPB)、アマチュア野球界でも同一のルールです。
20秒ルールの解説
アマチュア野球界では多くの団体が20秒ルールも採用しています。
走者が塁上に一人でもいる場合は20秒以内に打者に投球しなければならないと決められています。
- 塁上に牽制球を投げると時間は一旦、リセットされる。
- 1試合の中で2回までの時間オーバーであれば注意とし、3回目の違反から「ボール」を宣告する。
例えば、走者が1塁の場面で1塁へ牽制球を投げると時間はリセットされます。
野手から投手へボールが返球され再び打者が投手に面した時に、0秒から再びスタートします。
ただし、投手が塁へボールを投げない偽投や単にプレートを外したのみであれば計測は継続されます。
また、走者がいる場合に限り2回までは警告のみでペナルティはありません。
3回目でようやく「ボール」が宣告されます。
20秒ルールについては野球規則に定められたルールではありません。
あくまでアマチュア野球団体の内規として定められたルールのため団体によっては規則が違う場合もありますのでご了承ください。
一般用ホームベース(直置き用)
まとめ
マスコミの報道によれば学童野球の盗塁禁止をルール化するなどの噂もあり何らかのルール変更があると思っていました。
盗塁禁止ルールは適応されませんでしたが、今回の新ルールは非常に大きな変更点だと思います。
レベルの高いチームの試合となれば1試合1時間で終了してしまう場合も十分にあり得ます。
あっという間に試合が終わり物足りない部分もありますが、子供たちの将来を考えると仕方ない新ルールとなります。
- 6イニングに変更
- 試合時間1時間30分に変更
- ホームベースは少年以上の試合で使用される大きさを使用(2022年は全国大会のみ)
少年野球チームに入団しよう
あなたの子供が少年野球チームに入りたいと言ってきたらどうしますか?
小学校入学から中学年くらいまでの間で何か習い事をはじめたいと思うときに候補に挙がるのが野球というスポーツです。
野球は非常に身近なスポーツであり多くの子供たちは、プロ野球や甲子園に憧れるものです。
また、野球チームに入団すると運動神経を鍛えると共に、チームにおける集団生活や協調性も学べるため、子供の大きな成長につながります。
しかし、親の負担も非常に大きなスポーツでもあります。

自分は野球経験がないので他のお父さんと馴染めるのか不安・・。

友達のお母さんから練習当番やお茶出し係があるって聞いて不安・・。

土曜、日曜日は仕事なので練習の付き添いが出来ないよ・・。

監督やコーチって怖いでしょ?
自分の子供が怒鳴られるのを見るのは嫌・・。

お父さんが審判をしないといけないと聞いたけどルールが解らないよ・・。

毎週練習や試合で家族と過ごす事が出来なくなるんじゃない?
このように様々な不安を抱いている保護者の方は少なくなりません。
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