置きティーともいわれるティースタンド。
ティースタンドは昔からある練習方法ですが、地味な練習で本当に効果があるのか疑問に思っている人が多いのではないでしょうか。
しかし、メジャーでは置きティーを使った練習方法が重要視され日本でも練習に取り入れるチームが増えてきました。
今回は、ティースタンドを使った練習方法と、その効果を詳しく解説していきます。
ティースタンドとは
ティースタンドとは、置きティーとも呼ばれ、バッティング練習の時に使う器具です。
ゴム製のチューブのような棒にボールを置き、置いてあるボールを打つことでバッティング練習を行います。
練習方法としては、近くにネットを置きネットに目掛けて打つ。
ロングティーで遠くに飛ばす練習をするのが一般的な使い方となります。
ティーバッティングとの違い
ティーバッティングは2人一組で行い、斜め横からボールを投げてもらいます。
そのため、投げられたボールは斜め方向からきたり、打者の前方へトスされるので実践感覚とはズレが生じます。
しかし、ティースタンドにボールを置くとベース上にあるボールを打つことが出来るので、より実践に近い軌道の球を打つことがかのうです。
ただし、ティーバッティングも動いたボールを打てるというメリットも存在します。
どちらも、打撃フォームの確認をする練習になるという事は共通したメリットと言えます。
ティースタンドのメリット
ティースタンドのメリットとして以下の3つがあります。
一人でも練習できる
自分でボールを置いて打つので一人でも練習することができます。
空いた時間や、自分の好きな時間に練習することが出来るのが一番のメリットと言えます。
フォームに集中することが出来る
ティーバッティングの場合は、動いているボールに当てにいくという意識が強くなるため、フォームに集中することが出来ません。
特に小学生の場合は、ボールに合わせてスイングする癖がついてしまいます。
一方、ティースタンドを使って練習すると、止まったボールを打つことになります。
したがって、集中して自分のフォームを確認しながらボールを打つことができます。
練習したいコースを的確に練習できる
ストライクゾーンと言っても、インコースからアウトコースまで様々あり、コースによってフォームを調整する必要があります。
そして、誰もが苦手とするコースは存在します。
自分の苦手なコースへティーをセットして練習することで重点的に練習をすることができます。
ティースタンドのデメリット
現在の野球では、メジャーリーグを中心に「フライ革命」が主流となっています。
フライ革命とは、フライを打つことにより、ヒットになる確率が高いという理論です。
今までの日本の野球スタイルは、転がして打つというスタイルが主流でしたが、現在の日本でもフライ革命が徐々に浸透しています。
フライを打つという事は、アッパースイングを意識してボールの下を打つように意識します。
しかし、ティースタンドだとゴム製のチューブが邪魔をしてボールの下を叩くことが出来ません。
そこで役に立つのが「タナーティー」です。
タナーティーは、アメリカのメジャーリーグでも30球団以上が採用しているティースタンドです。
ボールを置くゴム部分に特殊な柔らかいラバーを採用する事でティーを意識することなくアッパースイングの練習が行えます。
高さ調整、持ち運びも簡単に行えることから日本でも多くのチームが練習に採用しています。
ティースタンド唯一のデメリットを解消したタナーティーを練習に取り入れてください。
スイングスピードの向上とアッパースイングの練習で長距離ヒッターを目指しましょう!
スイングスピードを上げたい人は以下の記事を参考にしてください。
ティースタンドを使った練習方法
それでは、実際に練習する際の練習方法ポイントを4つ紹介します。
ボールを見過ぎない
止まったボールを打つため、ボールを長時間見ながら打ってしまいます。
しかし、これでは意味がありません。
実際に投手がボールを投げるイメージを持ち、最初は正面をみます。
そして、ボールが投球されるように目線を移動させインパクト時に目線をボールに向けるようにしましょう。
単なる練習にすること無く、常に試合を意識して練習をすることが大切です。
打球の方向を意識する
ボールを打ち返す際は、センター方向から逆方向へ打つイメージを持ちます。
この際に引っ張ることを意識してしまうと、試合ではファウルにしかなりません。
苦手なコースを打ち込む
先述したように、ティースタンドは苦手なコースを克服する練習に最適です。
真ん中に来るボールだけではなく、インコース、アウトコースそして、高低差など様々なストライクゾーンを打つ練習をしましょう。
ボールを置く位置を工夫する
ティースタンドで練習する際はボールを置く前後の位置が重要となります。
まずは、自分が構えた足の位置の前側にボールを置き練習をします。
そして次に、足の真ん中に置いて打ちます。
最後に、構えた足の後側に置き練習をします。
ボールを置く位置が後ろになるほど難易度は難しくなってくるので時間を掛けて練習をするようにしましょう。
ティースタンドの紹介
ティースタンドは様々な種類が販売されています。
特徴をそれぞれ交えながら紹介していきますので参考にしてください。
バッティングティースタンド FBT-360 フィールドフォース
- ボールを取りに行かなくてよい。
- オプションが豊富。
- 狭い場所でも練習ができる。
様々な練習アイテムを販売している「フィールドフォース」製のティースタンドです。
先端にダミーボールが付いているため、打った後にボールを取りに行く必要がありません。
室内や狭い場所でも簡単に練習をする事が出来ます。
また、オプションの先端を購入すれば、実際のボールを置いて練習する事も可能なので練習の幅が広がるティースタンドです。
(口コミ)
小学2年の息子が野球を始めるようになり、ティーボールの試合で打てるようになればと購入しました。(楽天市場)近くに野球で遊べる場所があまり無く、投げてくれる人が居なくても打って遊べますし、ダミーボール用に付け替えてボールが飛ぶ心配も無く打つ練習も出来ますし重宝しています。(楽天市場)
ボール不要なので何度も続けて練習が出来てとても便利です。(YAHOO ショッピング)
スウィングパートナー・バックスピン
- アッパースイングの練習ができる。
- 硬式・軟式・ソフトボールに対応。
- ティースタンドにも変更可能。
こちらもフィールドフォース社販売のティースタンドです。
ボールを上から吊るすことでボールの下を打ちスピンを掛けて飛ばす練習が可能です。
ボールも硬式・軟式・ソフトボールと何でもセットする事ができるます。
また、支柱を反転する事でティースタンドとしても使えるので一台で様々な練習が可能な便利なスタンドです。
(口コミ)
一般的な置きティーだと、ボールの上を叩く癖がつきやすいですが、これはボールの中心から下を叩こうとするので、長打力が身に付きます。非常に良い練習用具だと思います。(YAHOO ショッピング)置きティーではあり得ない打球を飛ばすことが出来ます。私はロングヒッター型なので、下内側を叩きにくい置きティーはストレスが溜まりあまり好きではありませんでした。これは集中して飛ばせる位置を確認できるので長距離を打ったときの感覚が養われます。置きティーにも一瞬で変えられるので、言うことなしです。(YAHOO ショッピング)
Cyfie バッティングティー qb-hyl-0842
- 耐久性のある柔らかい素材。
- ポイントを5箇所移動可能。
- 持ち運びに便利な取っ手付き。
様々なコースが練習できるように5箇所に穴が空いているのはCyfieのバッティングティーのみです。
先端部分の筒も柔らかい素材が使用されているので耐久性も問題ありません。
ミズノ バッティングティー 1GJYA31100
- 有名メイカーなので安心。
- 脚がU字になっているので倒れる心配もナシ。
- 持ち運びに便利なコンパクトサイズで軽量。
ミズノから販売されているバッティングティーです。
有名メーカーなので耐久性なども心配なく安心して使用ができます。
また、本屋い重量がわずが2キロと、とても軽く持ち運びにも便利です。
(口コミ)
高さの調節も簡単ですし、結構伸びます。身長がある方は、高めの打球の練習になるかと思いま(楽天市場)ボールを乗せるゴム製のポールは弾力性があり十分耐えられると思った。(Amazon)
GP 野球 バッティングティー
- とにかく安い。
- 野球を初めた子供に最適。
- プラスチック製のポールで長持ち。
GPのバッティングティーは、とにかく安いことです。
野球を初めたばかりの子供でも使いやすいように高さが64センチから調整可能です。
また、間違えてポールを打ってしまっても壊れにくい設計になっています。
(口コミ)
ボールを投げなくて良いので、親が楽をさせてもらえます。(Amazon)普段の練習で使用しているものよりも軽いですが、作りはしっかりとしています。(Amazon)
まとめ
バッティングティーを紹介してきました。
一見、地味な練習ですが実はとても大切な練習だというのが分かったと思います。
素振りで基礎を作った後に実際のボールを打って再度、フォームの確認をする。
苦手なコースを打ち込んで克服するなど役に立ちます。
素振り同様、試合をいかにイメージして練習できるかがポイントとなります。
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