2022年度の野球ルール規則改正が発表されました

ルール

2022年もいよいよ野球シーズンが到来します。

野球のルールは細かくルール化されており「公認野球規則」により確認をすることができます。

毎年、いくつかのルールが新たに加わったり、変更されたりするのでプレイをする選手、監督は把握しておく必要があります。

今回は現役審判員である私が2022年のルール規則改正について詳しく解説していきます。

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2022年度ルール規則改正について

2022年度のルール改正は7項目でした。

その他にも用具に関する改正や、小学生がプレイする学童野球についても改正がありました。

学童野球のルール改正については以下の記事を参考にしてください。

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商業的宣伝

3.09【注3】③を以下のように改める。

ミットまたはグラブに表示する商標に、布片・刺繍の他にもスタンプによる表示が認められるようになりました。

また、全日本軟式野球連盟では、それらの製品のための不適当かつ過度な商業的宣伝が含まれていてはならない。
と記載されていましたが、チームが野球を継続することに対し支援を受けている企業・店舗等のロゴ・企業名等をユニフォーム等へ掲出する事を2022度より許可することになりました。

つまり、野球チームでスポンサーを募り宣伝広告をすることが可能となりました。

ただし・・・
  • ユニフォーム・パンツ・帽子にそれぞれ1か所のみ掲出可能。
  • 場所の限定がある。
  • 大きさの制限がある。
  • 中体連に加盟しているチームは掲出できない。

など、制約もあるので注意が必要です。

詳しくは、全日本軟式野球HPにある「ユニフォーム等への宣伝広告掲出に関する取り扱いについて」を確認してください。

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ワインドアップ

5.07a(1)【注1】を削除する。

投手は、打者に面して立ち、その軸足は投手板に触れておき、他の足の置き場所には制限がない。ただし、他の足を投手板から離して置くときは、足全体を投手板の前縁の延長線より前に置くことはできない。(野球規則5.07a(1)【注1】)

以前は、アマチュア野球に於いてワインドアップで投げる際に投手の自由となる足は、投手板の後方に置かなければいけませんでした。

しかし、条文が削除となったことでアマチュア野球でも投手板の前緑に自由な足を置くことが出来るようになりました。

①~⑧ 全てにおいて、走者がいないときは「ワインドアップ」として投球ができます。

セットポジション

5.07a(2)【注1】を削除する。

投手が投球をする際に走者がいる場合は完全に静止した後に投球する必要があります。

走者なしの場合は完全静止する必要がありませんでした。

ただし、アマチュア野球ではペナルティは無いものの走者なしの場合でも完全静止する必要がありました。

しかし、5.07a(2)【注1】が削除された事によりアマチュア野球でも2022年より完全静止する必要はなくなりました。

走者アウト

5.09b(1)【注1】および【注2】を削除する。

【注1】 通常走者の走路とみなされる場所は、塁間を結ぶ直線を中心として左右へ描く3㌳、すなわち6㌳の幅の地帯を指すが、走者が大きく膨らんで走っているときなど最初からこの走路外にいたときに触球プレイが生じた場合は、その走者と塁を結ぶ直線を中心として左右へ各3㌳が、その走者の走路となる。

【注2】本項の〝ただし〟以下は、野手が走者の走路で打球を処理しているとき、これを妨げないために走者が走路外を走っても、アウトにならないことを規定しているものであって、打球処理後に触球プレイが生じたときには、本項前段の適用を受けることはもちろんである。(野球規則5.09b(1))

ルール自体の変更はありません。

要は、走者が走路を3フィート(約90センチ)以上離れて走った場合はアウトになるという意味です。

ただし・・・
  • 守備の妨害にならないように3フィート以上離れて走った場合。
  • 3フィート以上離れて走っいても、そもそも野手にタッグ行為が無かった場合。
はアウトになりません。
ルールの説明を分かりやすくするように文章を削除したと考えられます。

打者または走者の妨害

6.01a(1)の最終段落として次を追加する。

捕手に捕球されていない第3ストライクの後、打者走者が投球を処理しようとしている捕手を明らかに妨げた場合。

打者走者はアウトになり、ボールデッドとなって、他の走者は投手の投球当時占有していた塁に戻る。(野球規則6.01a(1))

今までのルールでは第3ストライク(三振)の後に故意に捕手を妨害した場合に打者をアウトとすると定められていました。

今回の改正では・・・
もし、捕球されずに本塁周辺にとどまっている投球が、打者または審判員によって不注意にそらされた場合、ボールデッドとなって、塁上の走者は投手の投球当時占有していた塁に戻る。この投球が第3ストライクのときは、打者はアウトになる。
という文章が追加されることになりました。
解説すると、本塁周辺のボールが・・・
今までは故意でない限りインプレーだった。
しかし、2022年より故意の有無に関わらずボールデッドとなる。
 

第3ストライクのとき・・・
つまり捕手が、正規の捕球と認められずに振り逃げが発生するケースです。
今までは振り逃げが成立していた。
しかし、2022年よりボールデッドとなり打者はアウトが宣告される。
各塁に走者がいる場合は各塁に戻すことになります。

本塁での衝突プレイ

6.01(i)に原注を追加する

6.01(i)とは本塁での衝突プレイについて記載されています。

捕手が走路に入り走者の走塁を妨害したり、走者が捕手に体当たりして守備を妨害することを禁止するコリジョンルールの事です。

コリジョンルールについては以下の記事を参考にしてください。

追加される文章は以下の通りです。

本項の〝捕手〟については、本塁のカバーに来た投手を含む野手にも適用される。 
ルール自体の変更はありませんが、コリジョンの対象となる選手は捕手のみではなく投手を含む全ての選手が対象となるということが明確に記載されるようになりました。

投球姿勢

巻頭(13 ページ)の「投球姿勢」を改める。

走者なしのとき

①~⑧ 全てにおいて、「ワインドアップ」として投球ができます。

走者ありのとき

①~⑤ ワインドアップ

⑥~⑧ 投手板に対して軸足が平行に置かれ、自由な足を投手板の前方に置いているので「セットポジション」の扱いとなります。

まとめ

2022年度のルール規則改正について解説しました。

今回の改正では「学童野球のルール変更」が大きな変更でした。

また、プロ・アマチュアが同一のルールを適応する改正が多くなったと感じています。

これも、ルールを統一することで簡素化したりルールを分かり易くする工夫と思われます。

改正部分のルールを十分に把握して新しいシーズンを迎えましょう!

 

 

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